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2010年11月25日 16:29
![]() | YouTubeにアップされている著作権違反動画の検出率とその管理方法は? |
Via:cnet JapanYouTubeではサービス開始当初、これらの課題に対し、著作権違反動画を繰り返し投稿するユーザーのIDを削除する「3ストライク」、申告を受けて削除された動画のハッシュ値と同一の動画を2度と投稿できない「MD5ハッシュ」などの技術で対応してきた。また、権利者が複数の動画の一括削除を YouTubeに依頼できるツールも提供していた。しかし、動画が加工されてしまうと、MD5ハッシュでは検知できないという新たな課題も発生していた。
そこで2007年10月14日に提供開始されたのが、権利者が自身のコンテンツを発見して管理できる「コンテンツIDシステム」だ。権利者が YouTubeのバックエンド上に動画を登録し、同一の動画をユーザーが投稿できないように設定することで、該当動画の投稿をブロックできる。映像は連続した写真(1秒30フレーム)で構成されており、コンテンツIDシステムではこれらのフレームに含まれる光の要素の変化を数値化している。加工されていた動画であっても、光の変化によって数値が合致するため検出できるという。
投稿をブロックされたユーザーには、権利者によってブロックされたという旨のメールが届き、権利者にもブロックした結果のレポートが届く。また権利者は、世界255の地域別に動画の公開範囲をコントロールできる(例えば、米国では公開するが、日本では公開しないなど)。